どうやって単位をとっていけばいいんだろう
履修登録が不安…
その疑問答えます。
ごきげんよう、紫藤ひめり(@come2traveling)です。
時間割作りはコツと履修登録の締め切りさえ分かれば簡単にイメージできるものです。
総単位数190を履修して卒業した紫藤ひめりが、慣れれば簡単に、かつ卒業できる履修登録の方法をお伝えします。
この記事では、自分の履修登録期間を把握したうえで履修登録のやり方や流れを確認し、授業を登録するまでの注意点を確認するという流れとなっています。
この記事を読めば正しい履修登録の考え方が分かり、計画的な賢い大学生活を送ることができるようになると思います。
新一年生は、授業開始までの流れや用語解説を記載したこちらの記事から先に読んでみてくださいね!
考え方は理解できても、履修登録の用語や方法は大学によって様々なので、ガイダンスや学生要覧等で調べることは必須です。
あくまでも一般的な参考として履修登録のイメージを固めてくださいね!
この記事で分かることは以下の通り。
・履修登録のやり方
・学生要覧は捨ててはいけない
・履修登録の注意点
大学のカリキュラムについて
まず履修登録を始めるにあたって、自分の大学のカリキュラムを確認しましょう。
自分の通う大学は2学期制か、または4学期制かによって大幅に履修登録の考え方が変わってしまうので、注意が必要です。
2学期制の場合
前期と後期に分かれている場合がこのパターンです。夏休みを境に前期と後期が分かれるといった1年の流れとなっています。
履修登録期間は、前期分は春休み中、後期分は夏休み中です。
クォーター制 (ターム制)
前期を第1タームと第2タームで、後期を第3タームと第4タームで分けている場合がこのパターンです。
履修登録期間は、2学期制と同じか、タームが終わるごと(テストが終わった直後)です。
タームが終わるごとの場合は年に4回履修登録をする必要があります。
4学期制は、4回新しい時間割を作るため、自由度が高いことが特徴です。
履修登録どうやって?
さて、今年度の履修登録期間を把握したところで、実際に履修登録をする際の流れと方法を理解していきましょう。
おおよその履修登録期間の流れは以下の通りです。
①履修登録を始める前の準備
まずは履修登録をするために必要な環境を整えましょう。
・ネット環境
学務情報システムと呼ばれるウェブ上での手続きがほとんどのためです。パソコンでの作業が必須だったが、近年はスマホ対応している場合がほとんど。
・メモ
組む予定の授業を書き出したり大雑把な時間割を作ったりする時に使用します。4年分書き出したり授業を組み替えたりと、手書きで簡単に並べていくことができるため必要です。
・学生要覧
自分が所属する学部や学科で卒業するために必要な科目や単位数などが全て書いてある攻略本。何度も見ることになるので必要なページには付箋を貼っておきましょう。
・授業科目一覧表
今年度開講される講義の一覧表です。
ウェブ上の検索機能で調べることもできますが、講義名をザっと見たときに興味のある授業に出会うことができる可能性があるので紙媒体で見ることをオススメします。
電子辞書より紙辞書を勧める先生と同じ理由ですね。
・シラバス
分厚い冊子だがとても大事。授業内容、持ち物、教室、成績の付け方、条件など全てが書いてあります。これは荷物が増えるのでウェブ上の検索機能で十分です。
シラバスや授業科目一覧表は新入生しかもらえない大学もあります。その場合は学務からもらうか、ウェブ上の検索で読むことになります。
もちろん私の大学は貧乏大学だったので1年生の時しかもらえませんでした。
②学生要覧を見て必要な科目を確認する
学生要覧は、卒業までの攻略本のようなもので4年間必要です。
学生要覧には、大学の過ごし方や学部の事務組織などが丁寧に載っていますが、それらは後で読むとして、必要なページは卒業要件と必要な単位数、必要な授業一覧が書いてあるページです。
間違えて捨てるともう自分の入学年度の要覧が二度と手に入らない場合があるので大切に保管しておきましょう。
こちらは、必要な単位数が書かれたページ。
履修登録の準備においては、まず学生要覧で教養科目、専門科目、自由科目がそれぞれどれくらい必要なのかを確認します。
次に専門科目は何が必要なのかを調べましょう。学科ごとに丁寧に取るべき講義が以下の画像のように書かれています。
基本専門科目は2年生以上~の科目がほとんどですが、導入科目などは1年生から聴講できるものもあるので、シラバス等と並行して履修条件を確認しておきましょう。
学生要覧は絶対に捨てるな!!!
自分が入学した年度の学生要覧が必要な理由は、専門科目のページの部分が超重要だから。
開講する授業の都合や、教育方針の改正等の理由で授業名が毎年若干変わるため、必ず自分の入学年度の学生要覧が必要になります。
授業名が変わる=卒業条件が変わる
ということなので、絶対に学生要覧は捨てないで!
入学年度にもらった学生要覧を基準に卒業を目指すことになり、同じ名前の授業を取る必要があるからです。
A. この手の授業は、「P900 うさぎの正しい育て方」という授業で2021年度から始まった「P900 うさぎの正しい育て方」と、2020年度までの「P90 うさぎの育て方」、どちらの授業も扱っていることになる。その注意点について、「2020年度入学の人は『P90』で申し込んでね!」と初回の授業で説明してくれるはずである。
しかし、2020年度入学のYが「P900 うさぎの正しい育て方」で単位をとってしまうと、「P90 うさぎの育て方」の単位はもらえず、また来年同じ授業を受け直す、という状態になってしまう。自分が入学した時にもらった学生要覧に書かれている授業をよく確認する必要があるということである。
二度手間にならないよう、似た名前の講義には気を付けましょう。
③実際に時間割を組み立て、学務情報システムで履修登録をする
この段階は、今年度の履修登録期間を把握し、かつ必要な科目を整理したところです。
授業科目一覧表やシラバスで必要な講義を探していき、時間割を考えていきます。
四年制大学の場合、前期・後期それぞれの時間割につき、20単位程度を取得していくように作っていくと無理のない範囲で単位を取得していけると思います。
4年生になると大学に行けなくなるほど忙しくなるので、3年後期までに必要な単位を取り切っておく計算です。
実際にメモに気になる授業や科目などを描きだしていき、大体の時間割を作っていきます。
メモで時間割が決まったら、学務情報システムにログインして時間割を登録します。
時間割の登録は履修登録期間内でしか操作できないので、注意しましょう。
シラバスのここを読めば時間割がすぐできる!
シラバスは、今年度開講される講義の詳細が載っているもの。
時間割に入れる予定の授業をシラバスで確認することで、どんな授業かが分かります。
シラバスで絶対確認しなければならないことは以下の通り。
・授業がある曜日と時間
・登録条件
開講時期は、自分が履修登録をしている時期に授業があるかの確認です。
2学期制であれば前期か後期か、4学期制(ターム制)であればどのタームの授業かを確認した上で時間割に入れられる授業かどうかを判断します。
興味のある授業は、まずメモに書きだしてみるのがおすすめです。
「授業がある曜日と時間」は、時間割に入れる授業の選択肢を絞るために重要です。
どんなに履修したい授業があっても、同じ時間に被っていると、どれか1つしか履修できません。
また、同じ曜日に集中すると、休憩なく授業に出続けることになりますので、これも大変です。
「授業がある曜日と時間」の確認は、無理のない時間割づくりや無理な時間割にならないかを確認するための作業です。
そして、「登録条件」の確認も、とても大事。
なぜなら、登録条件を満たしていない場合、履修しても単位をもらうことができないからです。
自分に登録資格があるか、絶対に確認しましょう!
「特になし」や「全学部・全学年」という場合は誰でも受講できますが、特殊な条件のついた講義も多くあるので、時間割に入れる前に条件を確認しておきましょう。
「2年生以上」などの学年制限
「〇〇学科のみ不可」、「〇〇学部以外可」などの学部・学科制限
「△△Ⅰを受講した学生のみ」といった特殊な制限
履修登録で作る時間割は全ての科目を登録できてしまうため、後になって対象外だったから単位がもらえなかった…ということにならないよう、念入りな確認が必要です。
登録条件が「特になし」・授業形態が「考えてきた俳句をグループで評価し合う。」と書かれた俳句の教養科目を登録し、友人と初回の授業に出席。
しかし、初回からグループワークがあり、私と友人含めて半数以上の学生が俳句を作っておらず、登録を取り消されたことがあった。
つまり、シラバスの解釈には気を付けましょうということです。
④実際に授業を受けてみる
学務情報システムで履修登録が終わったら、実際に時間割通りのスケジュールで講義に出席してみましょう。
初回の講義は、簡単な授業の説明や導入ですので、自分が想像していた内容かどうかを体験できます。
なお、初回の授業に出席しないとシラバスには記載していない変更点が分からず、テストや授業態度で不利になったり、聴講取り消しという対応をされたりするので、必ず初回は出席しましょう。
基本、初回に出席し、登録条件を満たし、定員よりも少ない人数だった場合は聴講許可(講義を受ける許可)が出ます。
⑤時間割を最終調整する
この段階まで来ればもうすぐ時間割は完成です。
実際に授業を受けてみてイマイチだった科目を取り消したり、逆に科目を追加したりして時間割の最終調整をします。
初回の授業が終わった講義はもう学務情報システムでの修正作業ができない学校が多いでしょう。
変更したい場合は学務で聴講表や聴講取り消し表と呼ばれるカードに該当の講義名を書いて学務の人に提出をしましょう。
⑥時間割の完成!
時間割が完成すると、次週から本格的な授業が始まります。
しかし、取り消したはずの講義が時間割表に残っていたり、逆に聴講許可が出たはずの講義が記載されていなかったりした場合は何かの不具合の可能性があるので、学務に問い合わせてください。
取り消されていないことに気づかず過ごし、成績に0点の講義がついた、テストまで受けたのに単位がもらえなかった、等のミスを防止しましょう。
自由科目の出し方
自由科目はその名の通り、必要単位数を稼ぐために設定された、何を聴講してもよい科目です。
専門科目の数が少ないほど卒業に必要な自由科目の数が増えていくので、教養科目と専門科目の数は1年生のうちに把握し、聴講してみたい講義を選んでいきましょう。
自由科目を埋める方法は、1年生で教養科目をたくさん取っておく作戦か、資格を取るための授業を入れる作戦が一般的です。
資格を取るための履修登録作戦はこちらからどうぞ。
履修登録のやり方とコツを知ろう
いかがでしたか?
時間割作りはコツと履修登録の締め切りさえ分かれば簡単にイメージできるものです。
今回は、総単位数190を履修して卒業した紫藤ひめりが、慣れれば簡単に、かつ卒業できる履修登録の方法をお伝えしました。
説明した通りに履修登録を進めていけば、計画的に大学生活を送ることができると思います。
今回は、履修登録のやり方を中心に解説をしましたが、時間割を作ってみてこんな不安を持つことはありませんか?
時間割、つくってみたけど本当にその時間割でいいのか不安。
大変そうな時間割だったらどうしよう?
など。
その気持ちもよく分かるので、無理のない履修登録のコツについては次の記事でまとめました!あわせて読んでみてくださいね!
・履修登録は大学のカリキュラムによっては年に2回~4回あるため、履修登録期間を把握する必要がある。
・自分が入学した年度の学生要覧は捨てない。
・学生要覧やシラバスを見ながら、履修登録していく。
・時間割の最終調整、正しい履修登録ができているか必ず確認をする。
・自由科目は『卒業に必要な単位数-(教養科目+専門科目)』の数だけ必要。
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それでは。