教育学部って取る単位多くて忙しいの?
この疑問に答えます。
ごきげんよう、紫藤ひめり(@come2traveling)です。
教育学部は忙しいとよく聞きますが、それは取る単位数が多いからなのでしょうか。
教育学部の取る単位数の特徴は以下の通り。
・「小学校」「特別支援学校」が主専攻だと単位数が多い
・「中学校」「高校」の免許は単位数が少ない傾向がある
ここでは、教育学部で190単位を取って卒業した紫藤ひめりが教育学部の単位事情と忙しさについて解説します。
教育学部は自然と単位が多くなる
教育学部に入学すると、副免許と呼ばれる、主専攻とは異なる免許を取ることができます。
副免許を取得すると教員採用試験の加点対象になったり、指導できる教科の幅が広がったりするため、大学側は積極的に副免許の取得を勧めています。
学校の種類(校種)だけでも以下の5種類があります。
幼稚園
小学校
中学校
高等学校
特別支援学校
さらに、中学校や高校免許には教科によってさらに取れる免許が増えますよね。
また、教育学部は副免許を取ることを想定しているため、キャップ制が無いことも多く、授業が入れ放題。
一度の履修登録で登録できる授業の数とも言える。
制限なく履修登録できることから、「お試し」で副免許取得に挑戦する教育学部生が多く、自然と忙しくなりがちです。
副免許の種類で必要な単位が増える
当たり前ですが、副免許を目指すと取得に必要な単位が主専攻にプラスで増えます。
ですが、取得する副免許によって取る免許の数は全く違います。
数学と物理など、別教科の免許を取得するのであれば、その専門科目を履修するだけでOK。
しかし、小学校と中学校など、校種を変えると学校別の教職教養や専門科目、実習が追加されて忙しくなります。
「中学校」「高校」は少ない傾向
中学校と高校の免許は、教職教養と取得する教科の専門科目の履修で取得できます。
言ってしまえば自分の取得したい教科の勉強だけをすれば免許が取れます。(かなり極端な話)
学科によって異なりますが、80単位前後取る必要があります。
学科によっては時間に余裕があるため、自由科目を埋めるために副免許取得を目指す方が多い印象です。
「小学校」「特別支援学校」が主専攻だと単位が多い
小学校の免許は、教職教養と全教科の専門科目の履修で取得できます。
主専攻が小学校免許の場合、必要単位数が90前後あるため、中学校免許よりも忙しいです。
自由科目が数個で足りるくらいには必要な科目が多いです。
そんな小学校主免が副免許も狙う場合、教職教養が「被るものがある」程度しかないため、それぞれの教職教養や専門科目、実習が追加されてさらに忙しくなります。
小学校と中学校など、校種を変えてまで免許を取ることになるので、教採を視野に入れている方が多い印象です。
また、特別支援学校の免許は、校種問わず専門科目が多く、忙しいです。
教育学部の単位の量は人それぞれ
今回は教育学部の取る単位数による忙しさについて解説しました。
・「小学校」「特別支援学校」が主専攻だと単位数が多い
・「中学校」「高校」の免許は単位数が少ない傾向がある
基本的に「小学校」や「特別支援学校」は単位が多い、副免許取得を目指せばどの学科でも必要な単位数が増えて忙しくなる、という認識でOKです。
また、今回は単純に単位数のみで忙しさを比較しましたが、授業の中身によって忙しさや大変さには差があることを考慮しておきましょう。
ぜひ大学生活のイメージの参考にしてみてくださいね。
それでは。