ごきげんよう、紫藤ひめり(@come2traveling)です。
私が大学生のころ、周りには留年した友人が多くいます。
そして私、紫藤ひめりもたくさん単位を取っていたにも関わらず、留年まで本当にギリギリで成績結果にドキドキしていた4年生の冬でした。
ここでは、紫藤ひめりの4年間のハードすぎた大学生活と留年ギリギリ実体験をご紹介します。
この記事で分かる、留年危機回避方法は以下の通り。
・4年次は何があるか分からないため、3年次までに必要な単位は取り切って時間割を空けておく。
・筆記テストは裏に問題があるのかしっかり確認する。
・再履修だからと言って気を緩めてはいけない。
紫藤の履修登録については、充実とある程度の計画性はあるのですが、色々反省点も多いので、ぜひ履修登録の際に参考の一つにしてもらえれば幸いです。
まだ大学に進学していない方はこの記事で大学生活を想像してみてくださいね。
留年も後悔もしない履修登録の考え方
冒頭では「どんなに頑張っても留年してしまうこともある」という点に焦点を当てていますが、冷静に言い換えれば「がむしゃらに頑張るだけでは留年する」ということです。
つまり、大学生活の履修登録は「がむしゃら」ではなく、4年間をいかに「戦略的」に過ごせるかどうかで大学生活が大きく変わっていきます。
紫藤は当時はかなり計画立てて過ごしていたように感じていますが、いざ卒業してみると、「あれもこれもやってみたい!」という好奇心で動いていることが多く、それが留年寸前まで追い込まれた原因の一つだと思っています。
人生勉強になったという点では悪いことばかりじゃないとは思うのですが、もう少し早い段階で卒業までのプランを練れていれば4年次の負担は減ったかな、とは思っています。
紫藤の履修登録について
紫藤は単位マニアと呼ばれていたほどにたくさんの単位を取っていました。
紫藤の基本的な履修の考え方
まず、時間割を作るにあたって何を考えていたのか漠然とした目標をご紹介します。
1年次 | ①教養科目を終わらせる。 |
2年次 | ①専門科目を入れ込む。 ②副免を取り切る。 ③学芸員、副専攻を無理なく入れる。 |
3年次 | ①専門科目を取り切る。②学芸員資格を取り切る。③副専攻を無理なく入れる。 |
4年次 | ①取り残しを履修する。 ②できれば副専攻を取り切って卒業する。 |
このように目標設定をすることでむやみやたらに科目を履修したり、履修登録が少なすぎたりしなくなると思います。
私の場合は優先順位を①②③に分類し、卒業できるように①を優先的に入れた上で、下記の図のように②③を調整しながら履修を進めてきました。
詳しくは、資格取得を目指す人向けのこちらの記事を参考にしてください。
この考え方を踏まえた上で以下の具体的な大学生活を読んでみてくださいね!
1年次
紫藤は教員になりたい!というよりは、教員ってどんな仕事なんだろう…っていう興味だけで教育学部に進学しました。
1年生のスケジュールは様々なオリエンテーションがあり、4月初っ端から朝からの登校が多いです。
そして私の大学でもオリエンテーションがあったのですが、何を確認し忘れたのか、私は履修オリエンテーションをすっぽかしました。
それも相まって、右も左も分からないまま、履修登録が始まります。
あまりにも不安だったのでサークル見学で先輩に時間割を見てもらう履修登録会に3度足を運んだ記憶があります。
競技ダンス部の先輩方、ラクロス部の先輩方、農業サークルの先輩方、大変お世話になりました。
履修登録の方法については詳しく書いたこちらの記事を参考にしてください。
履修登録については、1年次はとにかく教養科目を終わらせることを目標に進めていきました。
しかも、私の場合、専門科目の入門講義が毎日5限で固定で入ってたので、苦労しながら時間割を作っていた記憶があります。
遅くまで大学にいたくない人が1~4限の授業を取るので、5限の授業はある意味穴場なのですが、5限に専門科目が入ると穴場を選ぶことができなくなるので、同じ1年生の中では履修登録で不利になるのです。
しかし何より大変だったのは、履修登録をしても履修許可が出ないことです。
全学部の1年生及び、卒業を控えた取り残しのある4年生など他学年の人たちとの履修登録争奪戦が勃発していたからです。
初回の授業は席の奪い合いです。まるで椅子取りゲームのように空いた席にどんどん座っていきます。私も30分くらい前に行って席を取っていました。座れなかった人は履修取り消しなんていう授業もあったからです。
そして抽選という運しだいの登録。私は運が相当悪く、抽選系の講義にはことごとく落選しましたが、余分に3つほど履修登録していたので、なんとかプラマイゼロにしていました。
1年を通してなんとか授業を取り終えた私の総単位数は前期後期でそれぞれ25単位前後、計50単位近くを取って教養科目を終わらせました。
少し多く取り過ぎたような気もしますが何とか目標達成です。
2年次
いよいよ専門科目が始まる学年です。履修は朝から晩まで専門科目の授業を入れまくりました。私は卒業要件に必須の教員免許が小学校だったので、小学校の免許取得を第一に履修登録をしました。
また、新学期が始まる前に、学芸員の資格を取得しようと考えていたので、前期に1つ学芸員用の講義を試しに入れていました。
その初回の授業で、学芸員の仕事や文化理解を深めるために副専攻の「文化財学」を勧められたことから、滑り込みで副専攻の入門科目も前期に一つ入れてみました。
余談ですが、副専攻はもともと「中国語」で履修予定でした。春休みも中国語の講義を入れての履修登録を考えていましたが、学芸員を極めたいと思ったため、急遽「文化財学」を履修することにしたのです。
さらに2つ目の教員免許を狙って、美術史が好きだったことからもあり、美術の免許取得を目指しました。2種免許の場合はあまり講義を取らなくて良かったので、1年で免許取得見込みにすることができました。
お得なことに、美術の免許に必要な芸術学系の講義は副専攻と被っているものが多かったため、副専攻も一気に進めることができました。
なお、教育学部は教育実習に行く前に介護実習があります。
老人ホームやデイサービスに行く実習と特別支援学校に行く実習ですが、私の場合はどちらも夏休みにあったので時間割づくりに影響はありませんでした。
3年次
さて、大学生活も忙しくなってきます。
教育実習後に教採を受けるか決めようとしていた私は、就活のガイダンスに参加しつつ教採のガイダンスや放課後の講義に出席していました。
時間割については、主専攻の小学校の講義を片っ端から履修、空きコマに学芸員、副専攻の授業を入れ込みました。
教育実習は前期と後期にそれぞれ2週間ずつありました。
その週、教育学部の授業は休講になることが多いですが、学芸員や副専攻の授業は他学部なのでそれぞれ2週分休まなければなりません。
欠席免除の許可をもらったり、近くに座っていた知らない後輩に休みの分のプリントを取っておいてもらったりと、教育実習に行くまでの準備も大変でした。
さらに私は後期に美術科の授業でヨーロッパに飛びました。なので、後期の授業はすべて4回分の欠席免除をしてもらっていたのです。
遅れを取り戻すため、今まで以上にテスト勉強に気合を入れていた記憶があります。
頑張った甲斐もあって、学芸員資格は取得見込みになりました。
4年次
さて、卒業準備に入る時期となりました。
私は小学校教育実習を通して教採を受験する覚悟ができ、空きコマに受験勉強をひたすらやっていました。
私の4年次のスケジュールとしては6月に副免の美術の教育実習、7月と8月に教採、10月に卒論中間発表、11月に副専攻認定課題、1月中旬に学芸員博物館実習、1月下旬に卒論締め切り、2月上旬に卒論発表会…というものでした。
時間割自体は取り残しと副専攻の科目を埋めるため、時間割をガバガバに空けていました。この作戦はまさに大正解でした。
というのも、指導教員の助言で美術の免許を急遽1種にランクアップさせることになったのですが、時間割には空きがあったので必要な科目は全て入れることができたのです。
なお、勉強量は副専攻と被っている科目いくつかと指導法を3つ入れただけなので急な割にはそれほど苦ではありませんでした。
中学校の教育実習については今後お話しできればいいのですが、美術の教師の素晴らしさを体感できました。
副免なので2週間のみでしたが、小学校と比べたら比較的時間に余裕があり、空いた時間に卒論を進めていました。
博物館実習については年間を通して行われるもので、春から秋にかけては5か所の博物館施設の見学や講義がありました。冬は実際に博物館施設の職員として1週間働いたり講義を受けたりするものでした。
実習自体は興味があった職種というのもあって楽しかったのですが、卒論締め切り2日前まで実習があったので脳裏は卒論のことで頭がいっぱいでした。
このようにすごくハードな4年間でしたが、なんとか卒業できてよかったです。
留年寸前にまで追い込まれた話
ハードな履修プランを見てもらいましたが、その裏には2年次から4年次まで3年間格闘していた講義がありました。
それは……「算数」です。
この科目は私の大学では後期にしか開講されない、つまり年に1回しか履修チャンスがありません。
4年次は夏休みに一足早くテスト勉強ができたので後期開講だったのが救いでした。
算数ができないのか、と国立大学の恥さらしと思われてしまうかもしれません。
テスト内容がてんこ盛りのため、時間がとにかく足りない、どこで計算ミスが起きているのかも気づかない複雑さが、個人的に相性が悪かったと思います。
3回受講したこの講義。
まず2年次は、まあまあ解けてはいましたが、確かめ不足だったのもあり、裏を白紙で提出して1点足りず単位を落としました。
次に3年次。テスト内容も覚えているし裏も1問解ければ合格だったし、という慢心で他のテスト勉強に力を注いでいました。
実際テストを受けてみると全く違うテスト内容と計算量に時間が間に合わず単位を落としました。
最後に4年次。絶対に落とせない必須科目ということで、教採が終わったころから計算や過去のテストを思い出して、一足先にテスト勉強を空いた時間に繰り返しやっていました。
そして初回の授業に出席した際、先生は言ったのです。
えー、今年は4年生が2人いますね。まあ容赦はしないけどw
まじか!私以外にも留年寸前の人がいるのか!
と、一人安堵しながら講義を受けていました。
そして、卒論発表会後にこのテストがあったのですが、勉強した甲斐あってぶっちぎり余裕の点数で卒業できたのです。
この経験から、4年次の時間割はなるべく空けておき、いざという時のために備えておく、再履修だからといって気を緩めない、表面が解き終わったら裏があるのかしっかり確かめることが大切だと学びました。
裏面を見るという、小学校でも教わったことをなぜ大学生になって忘れてしまったのか…未だに信じられません。
紫藤の履修登録反省点
ここでは紫藤が大学時代にもっと早く気づいていれば、実行していれば、というような内容をご紹介します。
ここを読んで知らなかった内容はぜひ確認しておきましょう。
副専攻の存在
副専攻を受けると決めたらすぐにでも時間割に反映させた方がいいです。必須の入門科目は3年前期までしか受けられない、1年次から受けられる講義も多いからです。
副専攻は1年次に必要となる教養科目も含まれている場合が多いので、早めに勉強したい副専攻科目を選択し、なるべく1年次から単位の取得を目指していった方が効率的です。
私の場合は美術の免許取得に必要な講義や学芸員資格の講義と被っていたので副専攻で取る講義が増えまくるということは避けられましたが、入門科目などは1年生のうちに履修できればよかったな、と2年の春の段階で思っていました。
先ほど、「文化財学」は学芸員の理解を深められるため履修するよう勧められた!とご紹介しましたが、その文言は副専攻のパンフレットにも記載されていたのです。
1年次にもっと隅々まで確認してから副専攻を選んでおけばよかったな、と思いました。
免許状に必要な単位を確認する
実は私、美術の高校免許をあと2単位…つまりあと講義1つ分で取得できたのです。それを知ったのが4年生の冬でした。
自分の学部の視野に入れてなかった資格や免許が少しの努力で取得できる場合があるので、まずは一度どんな資格を、何を履修すれば取得できるのか情報を集めておくといいでしょう。
高額な学費をかけていますので少しでも多く得をして卒業したいものです。
紫藤の大学生活から考えるまとめ
留年にならないよう、今後の大学生活の参考になれば幸いです。
・4年次は何があるか分からないため、3年次までに必要な単位は取り切って時間割を空けておく。
・筆記テストは裏に問題があるのかしっかり確認する。
・再履修だからと言って気を緩めてはいけない。
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充実した大学生活になるよう、応援しています。
それでは。